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オリジナル戦隊ヒーロー・セイバーレンジャーが、敵にやられる様子を描く、BL小説。ヒーローのやられ場面がメインです。18歳以下の閲覧は禁止です。


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初めての方向け
こちらは競パンヒーローの凌辱小説です。
初めての方は、以下の小説を読んだうえで、好き嫌いを判断してください。

危険な泥遊び
鉄の童貞
共鳴
拘束と冷却

↓好みでなかった方は、別途こちらで作品を検索してください↓
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セイバーレンジャー連載中
セイバーレンジャーは以下の順序で続いています。

1、逃走したブラックとアリスブルー

CT
虎ばさみの森
ブラックとアリスブルー
悪霊
般若心経
悪霊の再来


2、捕らえられセイバーレンジャー・マリン

内なる敵
最後の選択肢


3、侵略された本部、残された戦士たち

タイムカプセル
採掘
取り残されて
股間を脅かす日本刀
ブラックとアリスブルー、そしてアンバー
嘆きのブラック
悪霊退散


4、捕虜となったセイバーレンジャー、敵からの凄惨な拷問

捕らわれた戦士
危険な泥遊び

拘束
共鳴
尋問
照射
感電
冷却
コロッセオ


5、つにに脅かされる競パンの中身

侵入
拘束と冷却
セイバーレンジャー管理法
無防備
リンチ


6、セイバーレンジャー奴隷化

セイバーレンジャー活用法
セイバーレンジャーレッド改造計画
セイバーレンジャー活用法
セイバーレンジャーレッド改造計画 行動不能
セイバーレンジャーレッド改造計画 奴隷化
セイバーレンジャーレッド改造計画 保管
セイバーブルーの処刑
洗浄ブルー
陰謀のなかで
エネルギー交換
躍動する青の競パン
欲棒
エネルギー交換完了
精神
空虚
レッド改造に関する研究報告会


7、改造レッド投入

戦闘の準備
囚人
囚人からのエネルギー吸収
忘れられた処刑
標本化
敵襲、あるいは味方の帰還
駆け抜けるアンバー
嵐の前の静けさ
対面
流出
目覚め
豹変
無力さ故の諦め
援軍
二人の闘い、そしてギャラリー
アリスブルーvsレッド
競パン・モニタリング
ねじまげられた局部
赤い競パンの残像
ムッシュ・シャルル=フランソワ・ノルマン・ド・ポンテール
闘いの光景
爵位
ダメージ
冷たい視線
ヴァイブレーター作動
怒り
すいません
軽蔑
メッセージ
パロディのパロディのパロディ


8、科学者タナカヒロユキ編

出会い
うまく取り入る
タナカヒロユキ、これまでの経緯を説明する
タナカヒロユキのたくらみ
新たな敵
ドクター・モウ
永久機関
嵐の前の休息
傷つけることなしに、傷つける方法
レッドの決意
普通の方法
体力
レッドピンチ!
あまりにも濃い緑
ダークエナジー注入方法
ダークエナジー注入完了
抱擁
残忍な戦闘
尽きないエナジー
禁断の方法
セイバーエナジーX
味気ない勝利
エナジー排出
勝利の余韻
ヒロユキの危機
勝敗の分かれ目
形勢逆転
レッドの言葉
ダークネスメーソンの恐るべき技術力
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Category: セイバーレンジャー

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リュミエールvsアリスブルー
「みんな……、聞いてくれ……」
 リボルブの退散した後、レッドは息も整うのを待たず、本部へと連絡した。ダークネスメーソンが、セイバーレンジャーを改造した怪人を刺客として送り込んでいる。これは残りのセイバーレンジャーにとってもゆゆしき事態である。ほぼ同じ戦闘能力の敵と戦えば、無傷ではいられないはずだ。
 しかし、レッドの連絡は致命的に遅かった。
 その頃、セイバーレンジャーの科学者であるタナカヒロユキは、新たな競泳水着の開発に励んでいた。さらに強靭であるのはもちろんのこと、セイバーレンジャーがどんなにパワーを充填してもよいように、圧倒的な柔軟性を備えた素材の開発に着手していた。
 その背後に音もなく忍び寄る影があった。タナカは実験に夢中でその存在にさえ気づかない。しかし、影は確実にそしてゆっくりとタナカの側へと歩み寄っていた。
「何だ!?」
 タナカは自分の作業台の手元に影が落ちた時に、初めて誰か別の人間がいることに気付いた。慌てて振り向いたが、その表情には安どの色が浮かぶ。後ろに立っていたのは、リュミエールだった。
「何だ、リュミエールか。脅かさないでくれよ。そうだ、俺の新しい発明の話を聞いてくれよ!新しい競パンの生地を開発したんだ。その名も、セイバーテクスチャーZだ。これまでの競パンは、防御力はそこそこだったけれど、セイバーレンジャーの激しい動きについていけず、時折、体と生地の間に隙間ができていた。ここがセイバーレンジャーの弱点だったわけだけど、今回の競パンは皮膚への密着率がすごいんだ。これはもう第二の皮膚というより、皮膚そのものだよ!」
 タナカはあたかも子供のように自分の発明について語っていた。しかし、あまりにリュミエールの反応が薄いことに気づき、ここで初めて彼の目を見た。リュミエールの瞳は、あたかも死んだ魚のように濁り、全く意識がないようだった。
「リュミエール……、どうした?」
 そして、タナカはリュミエールの異様な風体に初めて気づいた。彼の皮膚の一部が、あたかも樹皮のように変質していた。まるで、木目のような、あるいは魚の鱗のように皮膚が厚みを増し、彼の身体の三分の一ほどを侵食しつつあった。浸食された皮膚には、どうやら血が通っていないようで、まるで死体のように白い色をしている。
浸食は、どうやら競パンの内部にも及んでいるようだった。木目のような筋が、腹筋から外側複斜筋へと流れており、さらに競パンの内部も通り抜け、大腿部へと続いている。リュミエールの身体が、重大なダメージを受けているのは確かなようだ。
「何があったんだ?リュミエール?」
 リュミエールは、タナカの質問に一切答えず、手刀を作ったかと思うと、タナカの首を打ちすえた。タナカは何が起こったのか気づく間もなく、気絶しその場に倒れ込んだ。それは本当に一瞬の出来事で、ほとんど微かな音もしなかった。


 だから、アリスブルーがこの事件について気付いたのは、完全に勘としか言うほかなかった。50メートルプールでいつものようにトレーニングに励んでいたアルスブルーだが、奇妙な胸騒ぎを覚え、バスタオルで体を軽く拭き、サンダル履きでタナカの研究室へと向かった。比較的規模の大きい体育学部を擁したこの大学では、学生が水着で移動するのも日常的な光景であった。
 しかし、ここでアリスブルーは重大なミスを犯した。たしかに、アリスブルーは胸騒ぎを覚えたが、決して敵の攻撃が起こっているとは思わなかったのだ。だから、彼は競パン姿で、普段の戦闘モードと変わりはなかったが、実際上は単なる運動神経に優れた青年にすぎなかった。もちろん、mizunoのブーメランパンツも泳ぐのには最適だが、敵の攻撃に対してはほぼ裸同然であった。


 タナカの研究室のドアがわずか開いていた。アリスブルーは不穏なものを感じつつ、ゆっくりとドアを開け、研究室のなかに入っていった。そこに人の気配は全くなかった。傾き始めた日の光が、室内の机に柔らかい影を落としている。アリスブルーは、慎重に部屋の奥へと進んでいく。その部屋に彼を狙う「敵」がいることも知らずに……。
 「敵」は、彼が部屋の奥へと進むのを黙って眺めていた。ドアも窓もない研究室の奥に、アリスブルーが追いつめられるのを待っていたのである。「敵」はアリスブルーが、未だ変身前であることに気づいており、攻撃する衝動を抑えるのに必死だった。今、攻撃すれば、確実に彼の命を封殺することができるだろう。しかし、それではつまらない。セイバーレンジャーは、この世界でもっとも痛めつけ甲斐のある生き物であるのだから。
 

 そうしているうちに、アルスブルーの背中が、ぴくりと反応したことに「敵」は気づいた。おそらく、床に倒れ込んだタナカを発見したのだろう。襲いかかるのに正しい瞬間は今しかない。
「敵」は、わざと床に転がっていた学術誌の束を足で小突いた。積み上げられた雑誌が、ばさりと音を立て、アリスブルーが振り返る。そして、アリスブルーが十分に「敵」の存在に気付いたのを見計らい、「敵」は飛びかかった。
「くっ」
 アリスブルーは、いとも簡単に「敵に」両手首をつかまれ、壁へと押し付けられた。その拍子に頭を打ち付けたようで、その顔はくしゃりと歪んでいる。
「リュミエールなのか……」
 アリスブルーは、自分に襲いかかったものの正体が信じられないといった表情で見つめるほかなかった。それはもちろん仲間が、自分に襲いかかったからであるが、その彼の異様な容貌にあった。彼の皮膚の少なくない部分が、石灰化したように白くなり、触れればぼろぼろと剥がれてしまいそうな脆い組織へと変わっていたのである。アリスブルーを壁に押し付けた拍子に、リュミエールの手首の一部にひびが入ったほどであった。しかし、身体が脆くなったとはいえ、そこに込められた力は、相当なもので、エリスブルーの骨自体にもひびが入りそうだった。
「リュミエールどうしたんだ!?やめてくれ……」
 アリスブルーの必死の問いかけに、リュミエールは答えない。ただ、濁った瞳のまま、ひたすらアリスブルーを壁に押し付ける。
――このままでは、やられてしまう……
 意を決して、アリスブルーは叫んだ。
「セイバーチェーンジ!!!」
 アリスブルーが叫んだ瞬間、彼の身体は輝かしいばかりの光に包まれた。リュミエールの押さえつけた身体が、まるで太陽そのものであるかのような光を放つ。リュミエールはそのまばゆさに、思わず手を放してしまいそうになるが、必死でこらえた。
 これからがまさにアリスブルーの凌辱の本番なのだ。そして、凌辱の末にアリスブルーが息絶えてしまうこともリュミエールにはわかっていたのである。
 


(続く)

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Category: セイバーレンジャー

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レッドVSリボルブ
――くっ、しまった!
セイバーレンジャー・レッドは、バランスを崩し地面に膝をついた。
右半身の肩から腹部にかけて、粘液上の液体が彼の身体を覆っている。この液体の正体はわからない。しかし、攻撃の直後から感じるこのだるさから判断すれば、その身に危機的な事態が起こっていることは間違いない。
「ふっ、レッド動きが鈍ったんじゃないのか?こんな攻撃も避けられないなんて」
 彼の目の前に立つダークセイバー・リボルブが、にやにやとした笑みを浮かべる。その手に装着した大砲を誇らしげにレッドに見せつける。先の液体はこの砲口から発射されたものである。
 ダークネスメーソンは、数多くのセイバーレンジャーを拉致した。さらに、それだけでは飽き足らず、彼らを改造し、新たな人間兵器としたのである。そのため、レッドやアリスブルーは、かっての仲間との戦闘を強いられることとなった。これは、無論、セイバーレンジャーにとっては酷な事態である。
 ダークセイバー・リボルブも、ブルーとホワイトの競パンを身に付けた優秀な戦士であったが、今その瞳に正義の輝きは宿っていない。
「くっそ、体が動かない……」
 この液体に含まれる毒物は、どうやら神経毒の一種のようであった。その毒は皮膚から確実に浸透し、レッドの体の自由を奪っていく。レッドは、ダークセイバー・リボルブの腕から飛びだす砲弾の弾道を正確に読み取り、必要最小限の動作で交わし続けていた。しかし、この無駄のない動きでは、広範囲に飛び散る液体を避けることはできなかったのだ。レッドは、リボルブを追って、人気のない山のなかまで来てしまった。俊足のリボルブを追いかけるのに夢中で、仲間に連絡する時間さえなかった。つまり、助けは来ない。
「はぁっ……、はぁっ……」
 神経毒が、呼吸器官にまで回り始めていた。神経を集中させなければ、呼吸さえもままならない。全身が汗でしっとりと濡れてゆく。赤色の競パンが、色を濃くしていった。
「それじゃあ、レッド、とどめを刺させてもらおうか」
 リボルブの言葉をレッドは瞬間的に理解できなかったが、その狙いが自分のエナジー生成器官であることに気づき、レッドはたじろぐ。
「リボルブ……、やめろ、やめてくれ」
 痺れ始めた声帯で、レッドは懇願した。
 しかし、リボルブは不敵な笑みを浮かべる。
「嫌だね」
 爆発音とともに、リボルブの砲口から弾が発射された。それはレッドの局部を正確に射抜いた。
「あぁっ」
「これで終わりと思うなよ!」
 リボルブは、さらに立て続けに銃弾を発射し続けた。リボルブの大砲は、連射が可能なのである。
「ぐあっ!ぐあっ!くはっ!」
 砲弾が直撃するたびに、レッドは痛みに身を震わせた。局部への衝撃が、全身を貫く!
「さあ、どうだ俺のキャノン砲は?効くだろう?」
「うっ……」
 レッドは全身を襲った痛みの余韻に顔をしかめるほかない。その局部からは着弾の名残で、煙が立ち上っている。勝ち誇った笑みを浮かべながら、リボルブは地面に横たわるレッドへと近付く。
「ふっ、やっぱりな」リボルブは、レッドの局部を足でこづいた。
「あぁっ」レッドが小さく声を漏らした。それが快感のためか、それとも痛みのためかはその表情からうかがい知ることはできない。
「エナジー集積による局部の膨張と硬化で、防御力がかなりのものになっている。俺の攻撃くらいじゃ、お前のブツは壊せないみたいだな」
「はぁ、はぁ……」
 レッドは肩で息を続けるしかない。半分開いた目で、ダークセイバー・リボルブを見上げる。
「ただ、ダークネスメーソンに改造されて、俺たちが前より強くなっているのは確かだ」リボルブが、レッドに語りかける。その目に、以前の友情に満ちた光が宿っているこにレッドも気付く。
「だから、レッド。お前も俺たちの仲間になれ。こんな風に仲間と殺し合うのはつらいだろう。だから、お願いだ、レッド……」
 リボルブの懇願にレッドは驚いた。完全に洗脳されきっていたと思われた彼らにも、まだ自分の意思が残っていたのである。無論、その意思は地球の平和を守るという意図からはかけ離れたものではある。悪の組織、ダークネスメーソンの手下になることなど、レッドには考えられないことであった。
――断る!
 即座にそう答えようとしたが、舌がしびれて言葉が出てこない。しかし、リボルブにはそのレッドの堅い意志が伝わったようだ。彼は、レッドから背を向けて言った。
「まあ、考えてくれ…」
 その背中が、レッドには思いのほか広く見えた。そして、リボルブはその場から立ち去って行った。瀕死の敵に、とどめを刺さぬままに。



(続く)

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Category: セイバーレンジャーのキャンパスライフ

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射精
「セイバーレンジャーが、なぜ負けるか知ってるか?」
 ドクター・モウは、眠れる戦士に囁いた。彼の手は、セイバーレンジャーの内燃機関ともいうべき、 競パンのもっこりに置かれている。平常時のそれは、ドクター・モウの手に、すっぽりと収まっている。
「お前らは、エナジーを放出する時、さも、『ああ、しまった』とか、『ちっくしょう!!』とか、悔しそうな顔するよな。あれは、全部芝居なんだろ。本当のことを言ってやろうか?お前たちは、本当は射精したくて、したくてたまらないんだ。射精するためだったら、地球の平和なんてどうなったって構わない。戦いに負けたって構わないんだろ」
「……、うぅ……、それは、違う……」
 眠っていたはずのセイバーレンジャー、その口から、苦しげな声が漏れる。大量に供給された睡眠薬は、まだ切れてはいないはずだ。しかし、屈辱的な言葉、いや、むしろセイバーレンジャーの本質をついた言葉が、彼を眠りの世界から連れ戻したのだろう。
「おや、お目覚めか?」そう言うと、ドクター・モウは、戦士の青い競パンを、ぐっと握った。
「ぬあっ」戦士は、身をよじり、何とかドクター・モウの手から逃れようとする。しかし、急所をつかまれた戦士は、うまく動くことはできない。まるで、首の裏をかまれた子猫のように、若きセイバーレンジャーは、無抵抗だった。
「君の名前は、何だい。ぼうや?」
 その残酷さとは不似合いな猫なで声で尋ねるドクター・モウ。そして、若い戦士は「つばさ」と答えた。哀れなことに、薬で意識が混濁した彼は、自らの本名を答えてしまったのである。肉体的には最盛期を迎えながらも、未だ幼い彼の精神年齢は、敵の付け入る隙を、やすやすと提供する。
「っあっつ……」
 セイバーレンジャー・ツバサが、声を漏らしたのは、ドクター・モウの愛撫が始まったからである。彼は、指先を微かに動かしながら、ツバサの股間を愛撫した。布一枚を隔てた彼のエナジー生成器官は、徐々にだが確実に硬くなっていく。貯まりつつある新たなエナジー。
「私たち、ダークネスメーソンといえども、君たちにずっと嫌な思いをさせたくはないんだよ」
「はぁっ……、あっ……」
 ドクター・モウの声は、ツバサの耳に届かない。それは、睡眠薬のせいだろうか、それとも……
「君たちも利益を得る。そして、私たちも利益を得る。これが最善の関係だと君は思わないかい」
 ドクター・モウは、競パンのうえから、セイバーレンジャー・ツバサの「形状」をしっかりと認識した。それは、近未来の乗り物、さしずめ、リニアモーターカーのような、鋭利なかたちをしている。それが、自分の肛門に入り込むことを想像し、ドクター・モウは、その股間を熱くした。
「私たちはね、君たちの生み出す無限のエネルギーに興味がある。君たちは、ただ生命を維持するだけで、この『蛇口』から、一日に何度も高エネルギーの溶液を排出してくれるんだ。こんなに効率のよい『資源』は、全宇宙探しても珍しいよ」
「うっ……くっ……、お前たちになんて、セイバーエナジーは渡さないぞ……」
 気丈な言葉、ツバサの口から洩れる。しかし、火照りつつも汗ばんだ彼の口から出る言葉は、全くもって説得力がない。
「まあ、そう言わないでくれ。君たちにも、悪い話じゃないはずだ。なんせ、君らは射精することが大好きなんだろう。その恍惚とした顔を見れば、明らかだよ。いつも出したくて出したくて仕方ないんだ。自分たちのエナジーを……」
「あっっ!!!!」
 ドクター・モウの手が、ツバサの最も敏感な部分を擦った。ツバサは、腰を突き上げ、その刺激を享受する。全身を槍のように貫く快感。
「私たちの手に落ちれば、君たちは毎日、最高の環境で射精ができるよ。そうだな、君らのもっともそそる状況っていうのが、戦闘中の射精ってやつだろう。幸いなことに、我々は君たちを倒すために改造した数百種類の怪獣を飼っているんだ。
 もし、望むなら、毎日好きな怪獣を選んで戦ってくれていいんだよ。毎日、バリエーション豊かな戦闘が、君を待っている」
「はあっ、ぬあっ!!!!!!」ツバサは、噴射をもはや堪えきれなくなっていた。全身のエナジーが、彼の尖端に集中している。高いエネルギー反応が、競パンの内部で起こっているのだ。
この極限状態のさなか、不思議とドクター・モウの声だけは、異様なほどクリアに彼の耳に届いていた。多種多様な怪獣と自由な戦闘、そして、その度の射精……
「それに、もし望むなら……」ドクター・モウは、少しばかりもったいをつけるように言った。
「セイバーレンジャー同士で戦ったっていいんだ。肉弾戦の後、思う存分自分のエナジーを放出すればいい」
「っあっ!!!!!」ドクター・モウが、全ての用件を言いきるのと、ツバサが射精するのは同時だった。ツバサのエナジーは、競パンの内部に、ねっちりと広がっていった。水着は内側から汚れ、その正面に大陸の地図のような大きなシミを形成し始める。
「あぁ……」
 恐ろしい虚脱感に襲われるセイバーレンジャー・ツバサ。縮ゆくペニス、そして、遠のく意識のなかで、ドクター・モウの言葉が、かろうじて聞き取れた。
「さあ、明日はこのエナジーを、君の好きなセイバーレンジャーにぶちまけるんだ」
 ツバサは、そのことに対し、反論すべきだと思ったし、反論したかった。しかし、彼の意識は心地よい疲労感とともに、再び濃密な眠りの世界へと引き戻されてしまっていったのである。
 




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Category: セイバーレンジャーのキャンパスライフ

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勃起
――私は、自分自身がありあると死ぬ姿が見えるのだ。
 そうドクター・モウは、心の中でつぶやいた。もちろん彼は、健康体であり、自分の好きな仕事に打ち込んでいる。今だって、目の前には手術台によこたわったセイバー・レンジャーがいる。何の憂いもなくすくすく育った大学生といった感じの青年だ。手足は健やかに伸び、肌の肌理も細かい。その艶やかさは、蛍光色の競パンのそれに匹敵するほどである。
 そんな彼が、すやすやと眠っている。もちろん、一日の労働を終えた後につく健やかな眠りなどではなく、強制的な不完全な眠りである。太い注射針から大量の麻酔薬を投与されたセイバー・レンジャー。腕の内側には、完璧な肌には不似合いな、注射針による傷がある。
 ドクター・モウは、青年の腕を持ちあげたかと思うと、そのまま手放した。セイバー・レンジャーの腕は、何の抵抗もなく落下した。目覚める気配はない。
――私は、若く健康でたくましく聡明な青年の命を、自由にできる。
 ドクター・モウは、青年の髪の毛のなかに手を差し入れながら、再び考える。青年の髪の毛は、かすかに茶色がかっていた。セイバー・レンジャーも従軍していない折には、ごく普通の青年と変わらぬ生活を送っていると聞く。この青年も、きっとそうなのだろう。ありふれたお洒落をして、ありふれた遊びに興じているのだ。しかし、その機会は、もう二度と来ないはずだ。
――しかし、それが何だというのだろう。若者の命をいくら奪おうと、私の寿命が増すわけではない。増すわけではないのだ。
 そう思うと、ドクター・モウは、唐突な無力感に襲われた。しかし、この無力感は、彼の行動力を殺いでしまうようなものではないのである。ドクター・モウは、白衣を脱ぎ捨てる。そして、足早に研究室を出ていった。このむなしさを消しさる方法を、彼は知っていたのである。


――これは、訓練か、それとも執着か。
 夜のプールで、レッドは泳ぎ続けていた。オリンピック級の選手でもあるレッドは、一日の大半を練習に費やす。たとえそれが、オフの時間であっても。
 そんな彼の体調を心配する者はあっても、批判する者はいない。その高いプロ意識を、誰もが褒め称えておる。
――しかし……
 レッドは、思う。これは単なる執着心ではないのかと。幼少期から、類いまれな競泳の才能を発揮してきたレッド、そして、十代の頃からセイバー・レンジャーとして、地球の平和のために戦い続けたレッド。それは、同時に彼の他の時間を奪ってしまった。
 いわゆる、当たり前の子供時代や、当たり前の青春時代を。
 プールと戦場で、卓越した才能を発揮するレッドだが、他の分野――というのは、プールと戦場以外のことだ――での身の処し方を知らない。
 だから、レッドは自分を臆病だと思っている。彼は、自分を軍艦のようだと思っている。それは、卓越した身体能力や、その重厚な肉体、戦場で発揮する勇壮さのためではない。こんなことわざが、レッドの耳に残って離れないからだ。
――丘にあがった軍艦。
 何もできない自分。これを想像するのが、レッドは何よりも恐ろしかった。だからこそ、レッドはしがみつくようにプールで泳ぐのである。その身体運動に専念さえすれば、そんな不安に襲われることはないのだから。
「ぷはっ!!」
 これ以上の練習は、故障につながる。そう思った時だけ、レッドは練習を自制する。今日も、身体と相談し、このあたりで切り上げることを決めた。軽々とプールサイドに、飛び上がるレッド。筋肉が張り詰めた身体から、透明な水が勢いよく流れだす。生まれたばかりのような完璧な身体、水泳帽とゴーグルを勢いよく脱いで、顔を揺さぶる。露わになる健康な毛髪、それを無造作にかき上げレッドは、シャワー室に向かった。
 そんな彼を眺める一つの視線があった。彼の眼は、無論、レッドの全身に注がれている。しかし、その焦点は、常にある特定の部位に合っている。水を吸い込み、重たくそして幾分小さくなったように見える競パン、そのなかにいかにも窮屈そうに収まる「レッド自身」、
扇子の要にも似た肉体の重要地点を、その視線の主は眺め続けた。
 しかし、プールサイドのシャワーにレッドが辿りついた時、レッドは視線の向きに背を向けてしまった。扇状地のように肩から腰にかけて引き締まるその背中は、十分魅力的であるが、やはり視線の主には物足りないように思えたのである。
 そこで、視線の主は、レッドの体内に残したある仕掛けを起動した。それはごくわずかな仕掛けで、どんな精密検査でも見つからない種類のものである。しかし、それは、視線の主にとって十分すぎるほどに機能を果たすのである。
「あぁ〜」
 レッドは、シャワーヘッドに向かって大きく口を開ける。暖かなお湯を粘膜に受け、レッドは自分自身の身体が、冷え切っていることに気付いた。
――少し体を酷使しすぎたのかもしれない。
 そんな後悔が、彼の脳裏をよぎるが、それほど気にならなかった。運動の後の心地よい疲労感が、レッドの全身を支配していた。おそらく、今夜はぐっすり眠れるだろう。そんなレッドのささやかな期待。それが、即座に裏切られることになる。
――うっ……
 下半身への微かな重みを覚えたレッド。そして、その正体をすぐに悟ることとなる。
――……、またか……
 レッドは、自分の股間をかばうように手を置いた。そして、起こっている事態を、冷静に観察しようとする。
――あっ……
 しかし、彼の理性を無視するかのように、その事態はどんどん深刻になっていった。
 彼の外性器が、勃起を始めたのである。
 冷え切った身体に対し、その部分だけが明らかな熱を持ち始めた。まるで、全身の血流が、その部分に集中し始めたかのようだ。それは、戦闘中にセイバーエナジーが、例の器官に集中するのとよく似ている。しかし、今回、圧倒的に違うのは、レッドは全くもって自分の股間を勃起させようなどとは考えていなかったことである。
――あぁ、収まってくれ。
 レッドは、祈るようにそんなことを考えた。確ここは夜の大学のプールで誰もいない。しかし、公共の場で、しかも、これほどの無防備な小さなspeedoの水着という格好で、ペニスを強かに勃起させるなど、レッドの良識に反することだった。レッドは、隠すように自分の股間に両手を当てて、それを隠した。正義の戦士であるレッドにあるまじき情けない恰好であるが、彼に為す術はない。ただ、ひたすら強かな勃起が、収まるのを待つばかりである。
――うっ、痛えっ……
 レッドは、軽い痛みを覚え始める。膨張したペニスは、他の軟弱な組織、主に睾丸を圧迫し始めたのである。セイバー・レンジャー変身時には、戦闘エナジーを生成する大切な器官である。それが、自分自身によって押しつぶされようとしているのである。大きな矛盾した事態である。
 レッドは、この競パンをいっそ脱ぎ捨ててしまいたい衝動に駆られる。レッドは、水にぬれた競パンは、ねじれながら、そして、大腿部を締めつけながら、足元へと移動する感覚を想像する。あるいは、軽く競パンをめくりあげ、いきり立ったそれを外に出してしまうだけでもいいかもしれない。少なくとも、痛みは無くなるだろう。
 しかし、レッドのディセンシーは、それを許さない。逡巡するレッドの体を、シャワーから流れ落ちるお湯は、絶え間なく濡らし続ける。
――早く、収まれ……
 ついに、レッドはがっくりと膝を落とし、がっくりと頭を垂れた。真上から流れ落ちるお湯は、滝行をする僧のように見せた。しかし、彼はその身体の中央に煩悩の塊を抱え込んでいる。熱く煮えたぎる地獄のマグマのような塊。
――あぁっ……
 レッドの精神を疲弊させた奇妙な事態。しかし、それは突然終息することとなる。レッドの一物は、まるで潮が引くように元の大きさに戻っていった。競パンの中央に居心地良く収まる、手頃な膨らみへと返って行ったのである。
――はぁ……
レッドは、うんざりしたような溜息をひとつついた。このような事態は、今日が初めてではない。時折、ダークネスメーソンから解放されてからというもの、自分のエナジー生成器官が、まるで自分の意志とは反対に動くようになってしまったのである。それは突然、まるで発作のようにやってくる。そして、突然消えてしまう。
 だから、レッドは深刻なこととは考えていなかった。まだ体調が本調子ではないくらいに考えていたのである。今日だって、レッドは勃起が収まると、シャワーをすぐ止めて、バスタオルで体を拭きながら更衣室へと引き上げていったのだ。
――大丈夫、別に深刻じゃないさ。
 などと、お決まりの慰めを言いながら。

しかし、レッドはそんな自分の姿を、じっと眺めている人間がいることなど知らない。視線の主は、レッドのもだえる様子を、息をつめて凝視していた。そして、レッドの「それ」が平常に戻り、レッドがプールから去った後、ふぅ、と、湿気のまじった重たげな溜息をついたのである。


 

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21

Category: 雑記

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死亡説
こんにちは、エズラです。

あの、まず、生きてます。


みなさん心配かけてすいません。

体調もよいし、地震の影響もありません。

実は、この二月三月は、フィリピンのセブ島に行ってました。

だって、寒くて。

あと、英語が喋りたくて。

ネットもつながってたんですが、素敵な雰囲気だったので、特にブログを更新する気が起きなかったわけです。



本当に申し訳ありません。

事前にアナウンスすれば良かった。




それはともかく、セブ島は、本当に素敵なところでした。

多種多様なビーチへのアクセスがすごくいい。

しかも、旅費が日本の半分程度で済むので、すごく経済的。

円の高さに感謝し通しの二ヶ月間でした。


あと、競パン事情ですが、よくないですね。

フィリピン人は、時たまかっこいい人もいますが、ほとんど半ズボン風の水着。

スピード社の水着流通しているけど高すぎです。

フィリピン人の月給は二万円くらいなんですが、競パン自体で二千円とかするんだもん。

そりゃあ、普及しないですよね。笑


そういう面では、私の変態性欲が全く満たされぬ日々でした。笑


そして、今後のブログ展開ですが……

この四月は忙しいので、更新できないかも。

というか、毎日、競パンのことを考え続ける日々もあれですね。

だって、競パンに対する感度が下がりますもん。


というわけで、これから頻繁に更新しますとは言いませんが、気が向いたときに小説を少しづつあげていく感じにしようと思います。

だから、みなさんもふと思い出した時にでも、こちらを覗いていただければと思います。



それでは、このあたりで失礼します。


それで、最後に地震についてのコメントを書こうと思ったのですが、こんなブログでは不謹慎なので止めておくことにします。


でも一言だけ。


それでも、本当に亡くなられた方の冥福と、一日も早い復興を祈っています。


ではまた、近いうちに。






エズラ

19

Category: ウルトラマン

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美青年怪人現る!
 全宇宙でも稀有なるこの惑星は、その美しさゆえに、様々な侵略の危機にさらされていた。しかし、光の巨人ウルトラマンにより、迫りくる宇宙人は絶えず撃退されていたのである。だが、それも今日までの話だ。宇宙人も、そろそろ気付き始めたのである。ウルトラマンさえ倒せば、地球侵略はたやすくなることを。
 そして、ウルトラマンせん滅用の特製の怪人が、地球に送られる運びとなったのである。


 怪人が、やってきたのは、明け方だった。まだほの暗い空に、突如銀色の光球が現れる。それはあたかも隕石のように、地面に激突した。東京の郊外にぽっかりとクレーターが現れる。なぎ倒される家々、そして、舞い上がる土煙。しかし、そんなものに気を取られる人々は誰もいなかった。地面に激突してもなお輝き続ける光球に、誰もが目を奪われる。
――新たな時代の神がやってきた。
 人々の心に浮かんだのは、そんな感慨だった。光球には、そんな神々しい気配があったのである。
 放射していた光が、次第に中央に集まり始める。光はその密度を濃くし、やがて人の身体を形作った。いや、人間というには、その姿形は美しすぎるかもしれない。ぴんと張った筋肉、そして、すらりとのびた手足、まるで少年と青年の境目のような、はかなくも逞しい身体が、銀色の光に包まれたままそこに立っていた。あたかも、大理石の彫刻のような身体。
しかし、柔らかく細い髪の毛が、風もないのにゆらゆらとたなびいており、そこからその巨大な青年が、決して堅い彫刻でないことがわかる。
――あまりに美しい。
 その姿に、誰もが見とれ、ただただ茫然としていた。
 しかし、人々の恍惚状態は、突然破られる。
 上空から現れたウルトラマンが、間髪いれずその巨人に強烈なキックを食らわせたのである。よろめく銀色の青年、打撃を食らった場所から、あたかも水しぶきのような光が砕けた。しかし、人々が気を取られたのは、その青年の表情だった。突然の攻撃に対して、その顔は夜叉のごとく、歪んだのである。邪悪としかいえぬその表情。
 そして、人々は巨人の光が、ウルトラマンに比べれば、くすんだものであることに気付く。自然光と人工の照明との間にある分かちがたい壁、それがウルトラマンと謎の巨人の間にあった。それだけ、ウルトラマンの身体が、清廉な光に包み込まれているということである。鍛え上げられた手足を強調するかのように入った流線形の赤のライン、そして、厚い胸板に食い込むカラータイマーの神々しいブルー。誰もが、その精悍に見とれ、邪悪な巨人にだまされ、魅入られてしまった自分自身を恥じた。
「デヤッッ!!!」
 地球人の心を呼び覚ましたウルトラマンは、体勢を立て直すと即座にファイティングポーズを取った。そして、瞬間的に気付く。相手が、一筋縄ではいかない相手であると。一見、華奢に見えるその身体に、おそるべきエネルギーが詰まっているのを、ウルトラマンは直感的に悟った。その威圧感や、強靭さは、おそらく他のウルトラ兄弟に匹敵するものであろう。
 ウルトラマンは、拳をぎゅっと握り、気合を入れ直した。
 だが突然、彼の心の中に、幻聴のような声が響く。神のお告げのようにも、過去からの呼びかけにも聞こえるその言葉。それは、他ならぬ目の前の敵から聞こえてくるものであった。
「ウルトラマン。
 お目にかかれて、光栄です」
「お、お前は?」
 ウルトラマンは、動揺した。なぜなら、このテレパシーはウルトラ兄弟同士でしか使えないはずなのだから。相手はなぜこの能力を手にしているのだろうか。ウルトラマンは、心の振動を抑えることができない。そんな彼の心の中に、敵の声はお構いなしに侵入する。
「これからお手合わせを願うわけですから、騎士道精神にのっとって、自己紹介をさせていただきます。僕の名は、アドニア。ウルトラマン、あなたを倒すために作られた、特別な兵器なのです」
「何、私を倒すためだと。そんなことができるはずはない!」
「そう、お思いでしょうが、私の開発者X星人は、あなたの能力を全て解析済みなのです。この戦いにあなたの勝ち目はありません」
「黙れ!私は、地球の人々を守らねばならぬのだ!」
「やれやれ、聞きわけのない人だ。じゃあ、プログラムに則って、あなたを凌辱することにいたしましょう」
 と、言いえるのが早いか、アドニアの攻撃が始まった。彼の指が、ウルトラマンに向いたかと思うと、それが瞬間的に伸び出した。五本の指が槍のようにウルトラマンに向かってくる。側転で、アドニアの指先をかわすウルトラマン。指先は、中空を通り抜け、地面や民家をつらぬく。相当の切れ味だ。これを食らえば、ウルトラマンの白銀の皮膚も、無事では済まされない。
 ウルトラマンが、体勢を立て直す間もなく、アドニアの次なる攻撃が始まった。彼の顎がカクンと外れた。文楽の人形のような奇妙な表情。美しい顔は、見る影もなく消え去った。そして、喉の奥から、長い舌が飛びだしたのである。カメレオンの舌のように、ウルトラマンの弱点、カラータイマーめがけて飛んでくる、身をかわそうとするウルトラマン。しかし、動きが一瞬遅れてしまった。アドニアの下は、ウルトラマンの肩口にぶつかり、打撃の個所から火花があがる。
「デュワァッツ!!!」
 痛みに悲鳴をあげるウルトラマン。アドニアの舌は、再び格納され、その表情は美しい青年のものに再び戻ってしまう。
「デャッ!」
 舌の攻撃に負けてはいられない。ウルトラマンは、即座に戦闘態勢を立て直し、スペシウム光線の構えを撮った。腕から、強烈な光線が、アドニア向かって放たれた。
――命中した。
 ウルトラマンは、自分の勝利を確信した。しかし、次の瞬間、アドニアが何の変化もなく経っているのを目撃し、唖然とする。アドニアは、傷一つない変わらぬ美しい裸体の青年の姿でそこにいたのである。
「ヘヤッ!」
 ウルトラマンは、間髪いれずに八つ裂き光輪を放つ。しかし、それもアドニアの身体にぶつかるも、何の変化を見せない。むしろ、ウルトラマンの光線は、アドニアの光り輝くボディに負けて、ぶつかる直前に見えなくなっているほどである。まるで、真昼にでる星のように無力な弱々しいもののようだ。
 ウルトラマンの心に宿った動揺。それをアドニアは、決して見逃さない。ウルトラマンの周囲からは戦闘の緊張感が解け、随所に隙が見え始めている。
――あの宇宙でもっとも優れた生命体の身体に、これからアクセスできる。
 そう思うと、アドニアの心に無情の喜びが湧きあがった。アドニアの下半身に、「ある種」のエネルギーが集まり始めた。
――ウルトラマン、そのパワーをいただこう!
 アドニアは、再び自らの舌を、ウルトラマンに向けて放った。それは、一直線にウルトラマンの身体の中央部、カラータイマーに向かった。
「ジャッ!!」
 ウルトラマンは、その攻撃の意図に気付いたが、動揺のため致命的に動きが遅かった。アドニアの舌は、カラータイマーを直撃した。
「デ……、デヤッ!?」
 かなりのダメージを覚悟したウルトラマン。しかし、予想した通りのダメージは全くやってこなかった。それもそのはずである。アドニアの舌は、攻撃用ではないのだ。その舌は、そう栄養を摂取するための器官なのである。
「デュワッッツ!!!」
 ウルトラマンは、自分の身の上に起こった事態を、俄かに信じられなかった。アドニアの舌は、ウルトラマンのカラータイマーにぴったりと張り付いているのである。カメレオンの舌の粘着力そのままに、彼の胸板にくっついて離れる気配がない。舌を握りしめ、何とか外そうと苦戦するウルトラマン。その脳裏に、再び嘲笑うかのような、アドニアの声が響いた。
「無駄です、ウルトラマン。
その舌は、一度付着すると、用が済むまで離れない構造になっています」
「用だと?いったい何の用がるというんだ」
 その質問にアドニアは、答えなかった。なぜなら、答える暇もなく、その「用」を実行に 移したからである。
「デユュュュワァァァァッツツ!!!!!!!!!!!!!」
 突然、ウルトラマンの大地を揺るがすような悲鳴がこだました。かと思うと、ウルトラマンの身体が、激しく痙攣する。まるで、揺さぶられているかのような身の動きだが、そうではない。体内のあらゆるエネルギーが、アドニアの舌によって吸い上げられているのである。
「ジャァァッツ!!!!デュワァッツ!!!!!」
 その振り絞るような悲鳴に、人々が耳を、そして目をふさいだ。あまりに、無残なウルトラマンの姿。その痛々しさを直視するのは、あまりに辛かったのである。
「デャアァァァッツ!!!アッ!!!!!!!」
 ウルトラマンの目の光が、そして身体の輝きが、薄まるたびに、アドニアの身体はさらに輝きを増していった。ウルトラマンのパワーで、彼自身の身体を満たしているのは明らかだった。アドニアは、ウルトラパワーを貪る吸血鬼だったのである!
「ジュワァァァッ……」
 薄れゆくウルトラマンの意識。舌の隠れて見えないが、彼のカラータイマーは、弱々しく点滅していることだろう。そんな息も絶え絶えのウルトラマンの心に、アドニアが語りかけた。ウルトラマンの声明を吸い上げているとは思えぬ、甘く優しげな語り口で……。
「あぁ、ウルトラマン。
 苦しいでしょう。そうでしょう?」
「デヤッ……」
エナジーが底を尽きかけているウルトラマンに、答えを返す余裕はなかった。そんな彼を労わるように、アドニアが囁く。
「あなたのパワーを奪ってしまって申し訳ありません。
 でも、大丈夫です。苦しいのは今のうちだけです。
 すぐに、僕が治してあげますからね」
「ジュワッ……」
 アドニアが敵であることを忘れ、ウルトラマンはその言葉に安心感を覚えてしまった。しかし、それは新たな悲劇の始まりにすぎなかったのである。
「ジュワッ!!!テヤッ!!!ジャァッ!!!」
 朦朧としたウルトラマンの意識を覚醒させたのは、鋭い痛みだった。顎を反らせ、痛みにもだえるウルトラマン。その銀色の皮膚には、アドニアの五本の指が突き刺さっていた。腹部に、大腿部に、あたかもカテーテルのようの挿入されたアドニアの指。それは、深々とウルトラマンの身体に埋まっていた。
「さあ、ウルトラマン、今度は僕のエネルギーを受け取ってください」
「お前のエネルギーだと……?デッユワッツ!!!!???????」
 アドニアの言葉を理解する間もなく、ウルトラマンの身体は再び痙攣を始めた。だが、今度はエナジーを奪われているのではない。新たなエナジーを受け取っているのである。
「デュワヮヮヮアァァァッツ!!!!アァァァァァッツ!!!!!」
 喘ぎながらも、ウルトラマンの身体が再び輝きを取り戻し始めていた。しかし、それは以前のような神々しい光ではなかった。その光は、アドニアの不穏なそれと似ていた。地震の前の日の月のような、奇妙に色味がかった不吉な光。その光が、ウルトラマンの身体を支配していく。
「デュワッ!!!テユアッ!!!ジュワッ!!!」
「見て、ウルトラマンの身体が!」
 最初にその変化に気付いたのは、少年だった。その少年は、ウルトラマンのボディを覆う深紅の流線形の模様に絶えず心を奪われていたものだった。しかし、その赤が、どんどんくすみ始めていったのである。
「ウルトラマンが、青くなってく!」
 ウルトラマンの身体を覆っていた赤は、どんどんその色を変えていく。あたかも、肉体の組織が、壊疽を起こしているような不吉な変化だ。神々しい肉体の銀色も、いぶしたような鈍い色になろうとしていた。
「ジュワァァァァッ……」
 最初よりも、はるかに弱々しくなった悲鳴。ウルトラマンが、アドニアに注入されたエネルギーによって、変化しているのは明らかだった。そして、その最も顕著な変化、大人の誰もが気付いていたが、言うのをはばる変化が、ウルトラマンの身体に起こっていたのだ。
「さあ、ウルトラマン、自分の力を解放するのです。光の巨人としてではなく、動物としての力を」
 ウルトラマンの脚の付け根、人間の股間にあたる部分、そこが徐々にではあるが、確実に盛り上がっていた。
その姿から誰もが連想したのは、ペニスである。
ウルトラマンの股間は、競パンを着た青年のように、大胆にそして窮屈そうに膨れ上がっていた。ビーチを守るライフセイバーのようなその隆起、あるいは、オリンピックに臨む競泳選手の股間のような静かな緊張。
「そうです。ウルトラマン、そうです!」
 その変化は、アドニスの身にも起こっていた。アドニスの平らだった股間も、ウルトラマンのそれに呼応するように、徐々に盛り上がっていった。二人の局部に、「ある種」のパワーが集中していたのである。
――アァッ……
 アドニスの喘ぎとともに、その舌がウルトラマンの胸から離れた。カラータイマーは、変わらないかたちでそこにあった。しかし、その輝きも身体同様、濁った青へと変わっていた。青色に変色したウルトラマンは、アドニアの攻撃を終えてもなお、そこに棒立ちになったままだった。意識があるのかどうかもしれない。
 そして、その状況は攻撃を終えたアドニアとて同じだった。戦闘後の疲労を全身にたたえ立ち尽くすアドニア。二人の間に漂うけだるい疲労感。しかし、例外的に彼らの局部だけは、強かに盛り上がっている。
「ウルトラマン。あなたは、今日から生まれ変わったのです」
 アドニアが、テレパシーを用いてウルトラマンに語りかけた。
「これまでは、ウルトラ戦士としての本能に従ってあなたは戦ってきました。
しかし、これからは違います。
これからは、その下半身、その『もっこり』の意志に従って戦うのです!」
 その囁きに呼応するように、ウルトラマンはゆっくりと顔をあげる。その目が、鈍くきらりと輝いた。
 



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04

Category: ヒーロー的人間

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伊藤*俊介選手04
今回は、伊藤*俊介選手03で扱った第74回学生選手権から。


この大会で、伊藤選手はリレーのみならず、個人種目でも日本新を更新しています。

2011-02-01 22-18-39

男子100m自由形で、日本新記録を樹立。

写真はそのスタート場面。

とってもいい角度です!




さらに、200m自由形でも優勝するという快挙。

2011-02-01 22-21-18

自信に充ち溢れています。




この活躍により、次号のスイミングマガジンでは、さらにかっこいい感じで表紙を飾っています。


2011-02-04+23-17-42_convert_20110204232017.png


男子フリーリレーの四戦士といった具合。


この感じ、まさにヒーローですね。


撮影中、伊藤兄弟はもちろん、競パンだったと思うのですが、写真では見えないのが残念なところ。


想像して楽しんでください。


そして、特集のインタビュー内容。


2011-02-04+23-23-18_convert_20110204232559.png
兄俊介。

2011-02-04+23-24-18_convert_20110204232524.png
弟秀介。



伊藤兄弟はこの特集でアジア大会と、さらに次の五輪であるシドニーへの思いを語っています。


現状に甘んじず、常に上を目指す姿勢に心打たれます。


ただ、その熱意が悲しく感じられるのは、もうすでに、彼らがシドニー参加の切符を逃していると知っているかもしれません。


その切なさも、また、彼らの魅力にほかならないのですが。






(了)




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